歯周病とは、歯に付着したプラーク(歯垢)の中にいる歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こし、徐々に歯の周りの組織を破壊していく細菌感染症です。
痛みなどの自覚症状があまりなく進行するのでサイレント・ディシーズ(静かに進行する病気)と呼ばれ、症状が進行すると歯を支える骨(歯槽骨)を溶かし、やがて歯が抜けてしまう怖い病気なのです。
◎もっとわかりやすく!
歯周病は歯を支える周りの組織が壊れ、やがて歯が抜ける病気と患者様に説明してもピンとこないので私は例え話を交えて説明します。
例1 患者様を歯にたとえてベルトから上の部分を歯としまして、ベルトから下は歯肉とします、歯槽骨はレントゲンでしか見れないので骨の溶け具合を、股くらいを健康な状態、膝くらいを重度な歯周病、足首くらいになると危険と私の手をラインにしてご説明します。
例2 診療室の治療台に患者様が座ると丁度窓からビルが見えます。その地面の土・コンクリがどんどん下がってしまうと建物はいずれ倒れてしまいますね。
いかがでしょうか。歯周病は歯を支えている骨が徐々に溶けてしまうこわ~い病気なのです。
◎成人の約80%以上が歯周病
歯を失う最大の原因は歯周病です。歯周病予防はプラークを効果的に取り除くことが何よりも大切です。歯周病の原因・予防についてはまたブログにてご説明いたします。
自己チェックしてみましょう